kuriya手帖

2021.09.09 Category:kuriya手帖

食の歳時記〈長月〉 - お月見とお彼岸-

 

昼の暑さも次第にやわらぎ、朝夕の冷え込みも感じられてきました。

夏を名残惜しく思いながらも、季節は秋へと向かっていきます。

 

9月には「重陽の節句」「お月見」「お彼岸」など、昔から大切にされてきた暮らしの行事がたくさんあります。

 

今年はお家で、行事と食を楽しんでみてもいいですね。

 

 

 

 

 

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お月見
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秋は空が高くなり、空気が澄んでいるため月もひときわ美しく見えます。

今年の十五夜は、9月21日(火)
一年で最も月が美しく見える特別な日とされています。

 

 

 

お月見といえば「月見団子」。
月と同じ丸いだんごをお供えして食べることで、健康と幸せが得られると考えられているそうです。

 

美しい月を眺めるだけでも良いですが、
今年のお月見は、美味しいお団子を作って食べてみてはいかがでしょう。

 

ひと手間をかけて、家族と一緒に作ってそしていただく。
きっといい思い出になりますよ。

 

 

 

白玉粉を耳たぶくらいの柔らかさにする。

 

 

熱が均一に伝わるジオ・プロダクトの鍋

 

鍋にお湯を沸かし、浮き上がってから1分ほど茹で、水気を切る。

 

 

 

冷水に入れ粗熱を取ったら器に盛り付ける。

 

 

小さな琺瑯鍋は少量のソースを作るのに便利。
つなぎ目のない、耐熱タイプのスパチュラなら安心して使えます。

 

お好みで、きな粉、黒蜜をかけて。

 

お重の中につめておけば、あちこち持ち運びも楽。お団子が少々転がってもご愛嬌。

 

 

 

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お彼岸
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今年の秋のお彼岸は9月20日(月・祝)から9月26日(日)までの7日間です。

萩の花が咲く秋のお彼岸には「お萩(おはぎ)」を供えて、ご先祖様に思いを馳せ食べる習わしがあります。
※ちなみに春のお彼岸には、春に咲く牡丹の花にちなんで「牡丹餅(ぼたもち)」を食べます。

 

小豆の赤は邪気を払う効果があると言われています。
そして昔は貴重なものであった砂糖を使うことから、ご先祖様を大切に思う気持ちを伝える意味合いもあったとか。

 

自分で作ると甘さや硬さの加減ができるので、今年は小豆を炊くところから作ってみてもいいですね。

 

小豆は熱伝導の良い「銅鍋」で煮ると、ツヤと色が綺麗に出ると言われています。

 

銅鍋は、煮込み料理はもちろん揚げ物も得意です。お手入れは必要ですが、一生ものの道具として長く愛用できます。

 

もち米は「かまどさん」で美味しく炊きあげてもいいですね。
炊き上がったらすりこぎで半づきにします。

「バッド」などで小豆餡を冷ましたら、つぶしたもち米を包んで完成です。

 

 

ぬくもりある模様が特徴の「紀窯」のスリップウエア。

 

甘いものと美味しいお茶を、ゆっくりと時間をかけていただきましょう。
上手にできたら近しい人におすそ分けしてもいいですね。

 

もちろん、作る時間も材料もない…という場合は、
お店で美味しいおはぎを買うのもアリです!

 

「白木のお重」に並べて詰めて。
特別感が増し、おはぎもどことなく誇らしげに見えます。

 

 

 

 

 

 

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