2024.06.10 Category:kuriya手帖
6/15より、kuriya本店にて
六音窯・松尾 真哉さんの個展を開催いたします。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
六音窯 陶と磁の器
2024年 6/15(土)- 6/23(日)
※6/19(水)は定休日
※本店のみ開催
作家在廊日:6/15(土)・16(日)
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
kuriyaでの展示会は3年前に開催した「ふたり展」以来。
ご自身のSNSでもすでに発信されているように来年より磁器一本に絞って作陶されるとのことで、今回の個展は、陶器と磁器(土もの)の器を同時に見ることができる数少ない機会となります。
磁器の新作もご覧いただけます。
今回の会期中にkuriyaで『酒と飯 ふ々』の料理教室が開催されること、松尾さんと『ふ々』さんがもともと親交があることから、『ふ々』さんの料理をイメージした4寸の器が届きます。
さらに「今まであまり作ってこなかったアイテムを発表できれば」とのことで、『丼』も色やサイズ違いでいくつか登場します。
松尾さんの工房におじゃましました。
向かったのは大村、多良山系中腹。
大村の山深い道をひたすら登っていきます。ちょっと迷うような箇所には「六音窯」の小さな看板があり案内してくれます。
四叉路からさらに細い道を進むと、左手側に工房が見えてきました。
庭先では地域猫が気持ちよさそうにお昼寝。朝にはカッコウたちが歌い、夜には星が降るような場所。
こちらに工房を構えて20年以上、松尾さんは静かに堅牢な器を作り続けています。
工房の中、小上がりには器や花器、酒器が並びます。
焼き場と作業場も見せていただきました。
土づくりや薪割り、成形して印花、素焼き、釉薬、本焼きなど、私たちの手元に届くまでには、想像するよりはるかに多くの工程があり、そして、その全てに、手をかけ、時間をかけ、耳をすまし、目を配っていられるのだなあと改めて知りました。
松尾さんは特にラフスケッチを描かずに作陶されるとのこと。
頭で思い描いたものの形を生み出すことは、作家だからあたりまえ、というものでは決してなくこれまでどれだけの時間と心尽しされてこられたのだろう?と想見するばかり。
ところで、来年からは磁器一本に絞られるというのは?
そんな疑問をお尋ねしたところ—-
「もともと李朝白磁が好き」
「染め付けの磁器を使うのが好きで」
「いつか磁器を作りたい、と思っていた」
「これからは好きなものを作りたい」
シンプルで端然とした言葉から、次を見据えているのが伝わります。
まだまだ心躍るような想いで、手を動かすことで生みだされるものがある、というのは、とても羨ましいことのように思えました。
松尾さんの器を手にされた方の声を聞くと—。
どんな料理を載せても美味しそうになる
お酒もしみじみと美味しくいただける
愛着がわく
実際に使ってみると、きっと実感していただけることだと思います。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
六音窯 陶と磁の器
2024年 6/15(土)- 6/23(日)
※6/19(水)は定休日
※本店のみ開催
作家在廊日:6/15(土)・16(日)
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
作家紹介
★松尾真哉
佐賀県武雄市生まれ。陶芸家。長崎県大村市・多良岳中腹に工房六音窯を構える。韓国公州市にて東北アジア陶磁展に招待作家として出展、各地で陶芸展を開催。大村の森の中で、料理が美味しくなるような日々の器を製作。
ホームページはこちら→☆
インスタグラムはこちら→★
2024.10.30
2024.10.08
2024.10.08
2024.11.07
【企画展】暮らしを紡ぐラグ-Trib2024.10.30
【11月テーマ】Myfavorit~2024.10.08
【長崎初開催】HOZUBAG(ホズバ2024.10.08
#kuriyaのんべえ倶楽部大人のポ2024.09.30
衣類のお手入れHOWTOCARE