kuriya手帖

2021.09.21 Category:お知らせ

大日窯のこと

 

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大日窯の器
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できたての料理を盛り付けたお皿が並ぶ食卓。
「いただきます」の声と、食器のかちゃりという小さな音。
そして自分用の茶碗や小皿は、すっと手に馴染む。

 

 

 

大日窯の器は、手触り、サイズ感、そして良心的な価格など、すべてにおいて主張しすぎることなく温かみが感じられます。

 

 

 

素朴な絵柄は、淡い色味の呉須を用いて全て手描きによるもの。
その筆使いは、高度な技術を要します。それでも生じる色ムラや線の太さのちょっとした強弱は、手しごとならではの味となっています。

 

 

 

 

【飯碗】特徴ある高台、こぶりで手にすっぽりとおさまる可愛らしさ。こんもりと盛った茶碗が並ぶ日常の幸せを感じられます。

 

 

 

 

 

【小鉢・大皿】縁が立ち上がっており深さがあるので、汁気のあるおかずでもこぼれません。我が家の味を思い浮かべるとき、この器も一緒に思い出されそうです。

 

 

 

【蕎麦猪口】お蕎麦のつゆ入れだけでなく、お茶や珈琲、デザートカップや小鉢として使えるサイズ感。用途を限定せず自由な発想で楽しみましょう。

 

 

 

 

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大日窯について
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1958年創業の有田焼では唯一の日本民藝協会が指定する民藝の窯元。
伊万里焼の時代から受け継がれる技を追求しながら、今の生活に活きる民藝の器として、作陶を続けてこられました。

 

この度、2021年4月30日をもって閉窯。
三代に渡り日常使いの有田焼をつくってきた希少な窯元ですが、工房の老朽化などの問題から63年に及ぶ営業を終了されます。

 

初期の伊万里を基礎とし、素朴な形と温かくシンプルな絵柄を中心に普段使いの器を制作。
心温まる民芸の器として幅広い層から支持されており、染付けに用いられる呉須、釉薬も天然素材を用いて独自で開発。
絵付けも手作業であるため、大量生産では生み出せない手仕事による磁器作りを今に伝えてくれました。

 

 

 

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販売について
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9/25(土)、26(日)のkuriyaの長月感謝祭
で、大日窯の器を展示販売いたします。kuriyaでは初めてのご紹介です。

 

この素朴な形と見事な筆捌きの絵付けを皆さんにもぜひ、ご覧になっていただきたいと願います。

 

 

 

 

 

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