kuriya手帖

2019.10.26 Category:kuriya手帖

「蒸す」を楽しむ、秋冬の料理

蒸籠から立ちのぼる香りと湯気が、優しく温かく感じる、秋から冬。
“蒸し生活”を始める、良い季節です。

 

どんなものを蒸せばいいの?
蒸籠は、どんな大きさを揃えれば正解?

 

蒸し料理はヘルシーで、美味しい事は知っていても、お家で蒸し料理を始めるには、不安がある方もいらっしゃるかもしれません。
でも、実は蒸し料理はとても簡単。
蒸籠はどんな台所にも1つあれば、大活躍する頼れる道具です。

 

今回は、「蒸す」って楽しい!と思える3つの使い方をご紹介。ぜひ、気軽に蒸し生活を始めてみてください。

 

■「蒸して」素材を楽しむ。

野菜や、肉、魚、蒸籠に並べるだけの蒸し料理。
水分を足しながら、100度以下の温度でじんわり調理が進むので、素材の美味しさを閉じ込めます。そのまま食べたり、素材を生かした料理にも。
一度蒸した野菜は、そのままでも甘味は強いですが、冷やすとさらに実感。
サラダなどにもおすすめの調理方法です。

 

■料理の過程で蒸す。


一番イメージに近いのが、この方法かと思います。
シュウマイを蒸したり、茶碗蒸しを蒸したり、ちまきを蒸したり。でも、難しいメニューから始めようとしなくても、いいんです。

 

お皿に広げただけの1枚の鶏もも肉や魚が、あっと言う間にご馳走に。
成形が難しければ、レンゲごと蒸すのもおすすめ。スープも逃す事無く、いただける利点も。

鶏もも肉をお皿に広げて、15分。途中に、九条ねぎを足して3分。鶏と野菜から出たスープは、肉団子の肉種に足したり、スープのお出汁に。

 

 

【蒸し鶏と九条ねぎの柚子胡椒ソースかけ】
九条ねぎの白い部分はソースに。柚子胡椒と胡麻油、これからが旬の柑橘をキュッと絞ってアクセントに。今回はカボスにしました。
蒸し料理のソースは少しアクセントがあると、優しい蒸し料理との味のバランスがとれて、美味しくなるように感じます。

 

■冷めたパン、ごはんを温めなおして食べる。

これもおすすめの調理方法。
水分を足しながら、湯気で調理をするので、水っぽくなったり、固くなったり、という事がありません。ハード系のパンは、焼きたてより、味が馴染んだ翌日以降が個人的には好き。そんな時は、少し蒸して、表面だけを軽く焼く。ひと手間ですが、格段に美味しくなります。

 

 

蒸籠のサイズは、家族の人数によって異なります。
蒸し料理は基本、作り置きには向いていないと思います。蒸した、その時が一番美味しいからです。
なので、大は小を兼ねないし、使えるお皿や、作りたい料理によっても異なります。

 

ぜひ、店頭にてご相談ください。

 

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