2019.04.26 Category:kuriya手帖
とあるイベントで〈横田茶園〉のお茶に出会い、その深い味わいが忘れられないとのkuriyaスタッフの声から、5月のテーマ「緑茶を味わう道具」の企画に合わせ、期間限定でこちらの茶葉をご紹介することになりました。
〈横田茶園〉のお茶は、農薬も肥料も一切使わない自然栽培のお茶です。
どんな方達がどんな場所で作られているのか、お話をぜひお聞きしたいと思い、伊万里・日南郷の茶園を見せていただきました。
伊万里の町を見守るようにそびえる国見岳の頂に日南郷はあります。
標高450mの山間地は寒暖の差があり、お茶の栽培に適しているそうです。
空は青く、山の緑はどこまでも続き、風の心地が全身に感じられます。
携帯電話の電波だって、ときどき届かない(なので道に迷ったと伝えられず、あせりました…)。
…ここは町とは違ったゆっくりとした時間が流れているよう。
この場所で、横田茶園さんは、肥料も農薬も一切使用しない自然栽培でお茶を育てています。
今年の4月某日の様子
戦後の農地開拓から始まって、祖父の代から3代目になるお茶栽培。
しかし次第に、農薬や肥料でこの環境を壊すような栽培はしたくないと考えるようになったそうです。
2009年より完全無肥料、無農薬の自然農法に取り組むようになりました。
そして自然の力で育ってきた茶葉のまっすぐな美味しさは、少しずつ多くの人に届くようになりました。
ご家族の写真をお借りしました。
実際にお茶をいただくと…
渋みとその奥にある甘みがやさしく広がり、お茶の味わいがしっかりと感じられます。
いやなえぐみがなく、じんわりと穏やかな気持ちになるようでした。
つまり美味しい。
しかし自然の力だけが、〈横田茶園〉のお茶の味を作っているわけではなさそうです。
自然の力、つまり太陽と雨と土の力を信じること。
植物が持つ本来の力を見守ること。
横田茶園さんのお茶に対する真摯な思いと、愛情と、謙虚さ。
そういったものをただただ大事にして、繋いでいっている、そういった印象を受けました。
茶摘みの頃の写真をお借りしました。
5月、ちょうど茶摘みがはじまって、そろそろ新茶がでてくる頃です。
今年のお茶は、たっぷりの大地の恵みを受け、いったいどんな味わいを持って生まれてくるんでしょうか。
※新茶は5/25(土)開催 kuriyaの「五月祭」にて販売いたします。
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