2017.07.31 Category:お知らせ
籠好きを自負される方は多いことと思われます。
昔は、どこの家庭の中でも日常の風景の中に溶け込んでいた籠たち。
例えば、残ったご飯を涼しいところにぶら下げていたなんでもない蓋付きのざる。
プラスティックのかごやざるが登場するまでは、当たり前のように暮らしの道具として使われてきました。
今回、九州ではあまり馴染みの無い、東北各県のかご、ざるをご紹介いたします。
人気のまたたびの米研ぎザルをはじめ、宮城県岩出山のしの竹の籠、一戸町・鳥越の鈴竹の籠など。
どれも、手仕事の美しさが伝わってきます。
もともと全国各地には、その地方の竹を使って、土地ごとの暮らしに必要な籠やザルを手掛ける
職人さんたちが多く存在していました。
その伝統は、昨今、作り手の減少と後継者の育成不足など、厳しい状況下にあります。
今一度、私たちもその現状を踏まえ、ものの向こう側に見える日本の暮らしを考えてみたいと思います。
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