鶯谷の白い家

建物種別・構造RC-R1F+2F

地下1階、地上2階建てのRC(鉄筋コンクリート)造の住宅です。

もともと隣地に木造2階建ての家があり、駐車場だった土地にこの家を建て替えました。

RC独特の凛とした佇まいは、この辺りでは、ひときわ存在感があります。

 

 

 

では、玄関からお邪魔します。。。

 

 

 

 

 

玄関ポーチは茶系の布調タイル。玄関ドアは木製・レッドシダーです。

ドアに向かって右側にはガラスのスリットを入れて、自然光が入るようにしています。

 

 

 

ダイニングとキッチン。左側の間仕切り壁は無垢板・レッドシダーの乱尺張り。

右側の庭に面する窓は、ほぼ天井までの開口でとても開放的です。

キッチン・ダイニング側の収納扉は、アルダーの突き板仕上げ。

上部はオープン。携帯やPCの充電ができるように内部にコンセントを設けました。

右側の引出しは、お子さまの着替えやおもちゃ、幼稚園の書類等も整理できます。

床材は足ざわりやわらかなラーチ。

日が経つにつれて光沢や赤みがでてくる、針葉樹ならではの床材です。

 

 

キッチン内面は、奥さまのご希望で色をつけました。

食洗機の扉も同色同材で仕上げています。

見ているだけで、なんだかテンションがあがります。元気に楽しくお料理ができそうです。

天板は人造大理石、シンクはステンレスです。

ダイニング側からの視線や、キッチンからの油や水はねが気になるとのことで

正面と側面は1段高く設計しています。

 

 

キッチン作業台。

カウンター天板は人造大理石。電子レンジ等の家電を置いても広々使えます。

カウンター下は一部オープンにすることで、スツールを置いて座って作業することもできます。

吊り戸棚下部はオープンにして、見せる収納としました。

床はキッチンの前のみ、コルクタイル。水に強く、やわらかで立ち仕事でも疲れにくい素材です。

 

 

 

ダイニングとリビングは背の低いクローゼットでゆるやかに仕切っています。

開放的なダイニングとは対照的に、開口は明り取り程度にして、あえて囲われた空間としました。

それでいて、閉塞感はなく、なんだか落ち着く場所です。

正面の壁は、ダイニングと同じレッドシダー張りで、空間の連続性とアクセントになっています。

 

 

 

リビングの隣は和室。壁は珪藻土、畳はいぐさを使った、奇をてらわない数寄屋風のつくりです。

障子の格子を細く、大きく編むことで、洋室からの繋がりも自然です。

手前の庭側には、日当たりの良い広縁があります。

 

 

庭側の障子の欄間(らんま)。前の家から持ってきた欄間を入れています。

 

 

 

 

次は、2階へ。踊り場の開口と2階の寝室から自然光が入り、とても明るい階段です。

陽光が射す踊り場は、お子さまお気に入りの遊び場にもなっているそうです。

 

 

寝室。左の開口はバルコニーへ、右奥は階段の明り取りにもなっている遊びのスペースです。

 

 

左:遊びのスペースには風景を切り取るような開口があります。

このスペースがあるだけで、部屋が広く見えます。

右:寝室に入ってすぐは、ウォークインクローゼットになっています。右奥が寝室です。

 

 

バルコニー側の開口近くの天井には、埋込式の物干金物を備えました。

雨の日や花粉がひどい時期も、しっかり部屋干しができます。

 

 

寝室前のバルコニー。広々!! 友達を呼んでバーベキューができそうです。

 

 

ご主人の書斎。壁面いっぱいの本棚と、なが〜いカウンター。

お子さまの勉強机としても活躍しそうです。

お向かいのクスノキを眺めながら、趣味に、お仕事に、お勉強、、、。贅沢な場所です。

 

 

子ども室。お子さまが小さい間は1つの部屋として。

将来的に間仕切りを入れて2部屋でも使えます。

 

 

 

南側より。 地階は電動シャッター付きの車庫で、地階から屋内階段で玄関へ上がれるようになっています。

雨の日やお子さまをチャイルドシートに乗せたりするときに、すごく便利ですね。  

家具や植栽が整って、ご家族に馴染んできた家の様子も、できればご報告したいと思います。

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